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よく使われる宇宙関連用語の英語表現
最近盛り上がりを見せる宇宙ビジネス業界ですが、そこで使われる専門用語はまだまだ耳慣れないものが多いです。
そんな宇宙ビジネスに関する用語の英語表現を、3つのジャンルに分けて紹介していきます。
主な表現を一覧でご覧になりたい方は、以下の表を参照してください。
用語 | 英語表現 |
宇宙開発 | Space Exploration |
人工衛星 | Satellite |
衛星測位システム | Satellite Navigation |
国際宇宙ステーション | International Space Station |
宇宙探査機 | Space Probe |
軌道エレベーター | Space Elevator |
人工流れ星 | Man-made Shooting Stars |
宇宙飛行 | Spaceflight |
打ち上げ | Launch |
宇宙船 | Spaceship |
宇宙飛行士 | Astronaut |
宇宙服 | Space Suit |
宇宙食 | Space Food |
大気圏 | Atmosphere |
宇宙空間 | Outer Space |
宇宙線 | Cosmic Rays |
宇宙ゴミ | Space Debris |
小惑星 | Asteroid |
暗黒物質 | Dark Matter |
設備・技術に関する用語
宇宙開発:Space Exploration(スペイス イクスプロレイション)
ロケットや衛星を飛ばし、人や機械を使って宇宙空間で行う活動全般を指します。
衛星を使ったGPSなどは、身近に感じられる宇宙開発の恩恵の一例ではないでしょうか。
なお、日本語では宇宙「開発」といいますが、英語でspace "development"ということはあまりありません。
どちらかというと「宇宙探査」とか「宇宙利用」というニュアンスで使われる用語です。
人工衛星:Satellite(サテライト)
観測、通信、軍事など、さまざまな目的のために宇宙空間に打ち上げられる装置のことです。
「人工」であることを強調する場合には"artificial satellite"(アーティフィシャル~)といいます。
JAXAによれば、2017年2月までに世界で打ち上げられた人工衛星は、7,600機以上にもなるそうです。
そして、そのうち4,400機以上が軌道上を周回しているというから驚きです。
衛星測位システム:Satellite Navigation(サテライト ナヴィゲイション)
人工衛星からの信号をもとに、地上にいる人などの位置を測定する技術です。
アメリカの"GPS (Global Positioning System)"などがとくに有名です。
GPSのような全地球型の測位システムを総称して"GNSS (Global Navigation Satellite System)"といいます。
国際宇宙ステーション:International Space Station(インターナショナル スペイス ステイション)
アメリカやロシア、日本をはじめとする複数の国が協力して運営している施設です。
2011年に完成して以来、この施設の中で宇宙飛行士が色々な実験を行ったりしてきました。
2020年には、初の商業輸送機である"SpaceX"の"Dragon"がISSにドッキングしたことで話題になりました。
宇宙探査機:Space Probe(スペイス プロウブ)
地球外の宇宙空間や、地球以外の惑星の調査のために打ち上げられる装置のことです。
ロシアが世界で初めて月探査を行った"Luna"(ルナ)や、土星探査機"Cassini-Huygens"(カッシーニ)、そして小惑星のサンプル採集で話題の"Hayabusa"(はやぶさ)などがあります。
無人のものがほとんどで、それを表す場合は"uncrewed-(アンクルード)"といいます。
軌道エレベーター:Space Elevator(スペイス エレヴェイター)
地球の周回軌道上にある静止衛星から、地上に向けてケーブルを降ろすことで実現できるとされるエレベーターです。
ロケットを使わずに、誰でも簡単に宇宙空間に行くことができる夢のような技術です。
まだ実現はしていませんが、カーボンナノチューブを使うことで理論上は可能といわれています。
英語の対訳で「宇宙エレベーター」とも呼ばれます。
人工流れ星:Man-made Shooting Stars(マンメイド シューティング スターズ)
宇宙エンターテイメントベンチャーのALEが提案する、新しい技術です。
人工衛星から流れ星の素となる物質を放出し、大気中で燃焼させることで流れ星を作り出します。
2020年現在、2023年の実現を目指して開発中とのことです。
※参考:ALE Co., Ltd.
宇宙飛行に関する用語
宇宙飛行:Spaceflight(スペイスフライト)
何らかの人工物を宇宙空間で飛行させることを指します。
宇宙飛行士を乗せた宇宙船や人工衛星の打ち上げをはじめ、今後は宇宙旅行(Space tourism)などのエンターテイメント目的にも利用されていくことが予想されています。
打ち上げ:Launch(ローンチ)
ロケットなどを宇宙空間に向けて発射するときの表現です。
ロケットに限らず何かを発射、発信させるときに用います。
とくにロケットの打ち上げを指すときには、"lift-off"(リフト オフ)という表現も使います。
宇宙船:Spaceship(スペイスシップ)
宇宙空間で使用する人工物(宇宙機, spacecraft)のうち、とくに人を乗せるものを指します。
初の月面着陸を果たした"Apollo"や、初の民間宇宙船であるSpaceXの"Dragon"などが有名です。
"space vehicle(スペイス ヴィイークル)"ともいいます。
宇宙飛行士:Astronaut(アストロノート)
宇宙船に乗って宇宙空間に行き、そこで何らかの活動をする人のことをいいます。
ちなみに、アメリカで訓練を受けた人を"astronaut"といい、ロシアの場合は"cosmonaut(カズモノート)"、中国の場合は"taikonaut(タイコウノート)"といいます。
宇宙服:Space Suit(スペイス スート)
人が宇宙空間で活動するときに着用する特殊な服です。
真空の宇宙空間において人体を守るため、気密性や内圧調整機能、冷却機能、そして宇宙を漂う物質や宇宙線などから防護する機能が求められます。
宇宙服も年々進化していて、2020年のクルードラゴン打ち上げでは、ハリウッドのデザイナーが手掛けたスタイリッシュな宇宙服が注目されました。
宇宙食:Space Food(スペイス フード)
宇宙飛行士が宇宙空間で食べる食料です。
昔は乾燥させた固形物や流動食しかなかったようですが、最近ではバラエティに富む宇宙食が開発されています。
日本の食品メーカーも多数参画していて、今後盛り上がってきそうな領域です。
宇宙空間に関する用語
大気圏:Atmosphere(アトゥモスフィーァ)
惑星の表面を覆う気体が存在している領域を指します。
大気圏は、さらに地球に近い側から対流圏(troposphere)、成層圏(stratosphere)、中間圏(mesosphere)、熱圏(thermosphere)、外気圏(exosphere)に分けられます。
一般的に、熱圏の下側、高度100kmのライン(Karman line, カーマン ライン)より外側を宇宙空間と呼びます。(参考:ファン!ファン!JAXA!)
宇宙空間:Outer Space(アウター スペイス)
高度100km以上の、地球の大気より外側の空間を指します。
ほぼ真空と呼べる空間ですが、水素やヘリウムなどの星間物質(intersteller medium)が僅かながら存在します。
英語では、単に"space"ということもあります。
宇宙線:Cosmic Rays(カズミック レイズ)
太陽や銀河系内から地球に向かって降り注ぐ、陽子などの粒子を指します。
これらは放射線であるため、宇宙空間での被曝量を抑えるためにも宇宙服は重要です。
そんな宇宙線ですが、地球の極地に降り注ぐときにオーロラを発生させる素にもなっています。
宇宙ゴミ:Space Debris(スペイス デブリー)
破損した人工衛星の破片など、とくに機能をもたず宇宙空間を漂う人工物を指します。
小さいものまで含めると、その数は数十万個ともいわれています。
国際宇宙ステーションや人工衛星との衝突、地球への落下など、その危険性が問題視されています。
小惑星:Asteroid(アステロイド)
太陽の周りを公転する天体のうち、比較的小型なものを指します。
日本の探査機「はやぶさ」が調査した、「イトカワ」や「リュウグウ」などが有名です。
なお、小惑星のほとんどは火星と木星の間に存在し、その数は30万個を超えます。
暗黒物質:Dark Matter(ダーク マター)
観測はできないが、質量はあると考えられる仮想の粒子です。
宇宙に存在するエネルギーの源として理論的に存在が予想されていますが、まだ実際に確認されたことはありません。
宇宙の謎を解き明かすカギとなる物質ですが、いまだ謎に包まれた存在です。
英語で宇宙関連用語を使うときの注意点
ビジネスシーンで宇宙用語の英語表現を使用するときは、以下の3点に注意しましょう。
- 日常生活で使わない単語が多い
- 日本語と英語で表現が違うことがある
- 新しい用語が生まれるペースが速い
1. 日常生活で使わない単語が多い
宇宙に関する用語はニュースなどで耳にする機会が増えましたが、それでも日常生活で使うものはほとんどありません。
"space debris"や"asteroid"など、英単語としてみても見慣れないものが多くあります。
綴りや発音を間違えないように注意しましょう。
2. 日本語と英語で表現が違うことがある
日本語では「宇宙開発」といっても、英語では"space development"より"space exploration"のほうが意味が通ります。
このように、同じ意味合いを指すときでも、日本語と英語で表現が違うことがあります。
安易に直訳すると誤解を生じる場合があるので気をつけましょう。
3. 新しい用語が生まれるペースが速い
宇宙ビジネスは、これからどんどん盛り上がっていく領域です。
ここで紹介した"man-made shooting star"など、数年前には存在しなかった用語もたくさん生まれています。
常に最新の情報に触れるようにして、新しい用語も積極的に覚えていきましょう。
用語を覚えるだけでは英語を使ったビジネスはできない
専門用語はあくまでも「ツール」
仕事で宇宙ビジネスに関わるうえで、最低限知っておくべき専門用語はあります。
私も今の仕事を始めたころは、海外のメンバーが話す単語が理解できず苦労しました。
ただ、専門用語も頻繁に耳にすれば慣れますし、英語でコミュニケーションするうえでの障害ではなくなっていきます。
専門用語を知っておくことは、あくまでも円滑なコミュニケーションをとるための一つの手段にすぎません。
もしあなたがビジネス英語コミュニケーションに力不足を感じているのであれば、用語を覚える以外のアプローチも取らなければなりません。
「なんとなく分かる/伝わる」は危険!
仕事で日常的に英語を使っていると、自分の英語力が向上していないにもかかわらず、だんだんとコミュニケーションが取れるようになっていくことがあります。
その原因は、「慣れ」です。
幸か不幸か、私たちには慣れる力があるので、よく会議する相手などとは「なんとなく言っていることが分かる」という状態になっていきます。
これは本質的な英語力の向上を考えたときに、非常に危険な状態です。
なぜなら、この状態は一時しのぎでしかなく、仕事相手が変わったときにまた一から慣れていかなければいけないからです。
本質的な英語力は英語コーチングで身につける
本質的な英語力の向上を図るには、仕事以外で英語に触れることが必要です。
なぜなら、仕事中にわざわざあなたの英語レベルアップを手伝ってくれる人はまずいないからです。
あなたの英語に不足している要素を客観的に見つけてくれる人は、会社の外にしかいません。
そうは言っても、忙しいビジネスマンがプライベートで付き合える外国人と改めてつながりを持ったりするのは、なかなか難しいです。
一番手っ取り早いのは、英語コーチングを利用することです。
社会人の持つ最大の武器である「お金」を活用し、2~3ヶ月の短期間で確実に英語力の向上を図ることができます。
まとめ
ビジネスで英語を使う方に向けて、よく使われる宇宙用語の英語表現を紹介しました。
宇宙に関する用語は日常生活で触れる機会が少ないですが、これから盛り上がってくる分野なので重要性は高いです。
正しく用語の意味を理解しつつ、適切な英語表現を使えるように心がけましょう。
また、専門用語を覚えただけでは英語のコミュニケーションが改善するとは限りません。
もしビジネス英会話に力不足を感じるのであれば、英語コーチングがおすすめです。
以下の記事では、英語コーチング各社の体験談を紹介しています。
これらを参考にしつつ、自分に合ったスクールで短期間で確実なレベルアップを目指してみてください。
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