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ただ、用語を覚えるだけでなく、英語そのもののレベルアップも考えたほうがいいですよ!
ビジネスでよく使われる金融専門用語の英語表現
金融に関する用語はお金にかかわる様々なビジネスシーンで登場します。
そんなすそ野の広い金融業界でよく使われる英語表現を、3つのジャンルに分けて紹介していきます。
主な表現を一覧でご覧になりたい方は、以下の表を参照してください。
用語 | 英語表現 |
国債 | government bonds |
投資信託 | investment trust |
仮想通貨 | virtual currency, cryptocurrency |
先物取引 | futures trading |
アクティブ運用/パッシブ運用 | active/passive management |
空売り | short selling |
インサイダー取引 | insider trading |
時価総額 | market capitalization |
財務諸表 | financial statements |
手形 | bill, note |
過払い金 | overpayment |
金融商品に関する用語
国債:government bonds(ガヴァメント ボンズ)
国が発行する債券です。
公共事業や歳入不足の補填のために借金が必要なとき発行されます。
短期国債、中期国債、長期国債であれば、それぞれ"short-term -", "midium-term -", "long-term -"となります。
日本で発行される個人向け国債 は、"government bond for individual investors"です。
投資信託:investment trust(インヴェストメント トラスト)
投資をしたい人から運用会社が資金を預かり、運用の専門家に代わりに投資してもらう金融商品です。
元本保証はありませんが、専門知識がなくても小額から投資ができます。
国内外の株式や債券に分散投資する商品も多く、リスク分散が可能です。
"mutual fund"とも言います。
REIT (Real Estate Investment Trust)(リート)
オフィスビルや住宅などの不動産を運用対象とした投資信託です。
米国が発祥で、日本版のREITはとくに"J-REIT"と呼ばれます。
本来投資額が高額で売り買いの自由度が低い不動産にも、気軽に投資することが可能です。
仮想通貨:virtual currency(ヴァーチャル カレンスィー)
インターネット上で流通する電子的なお金です。
ビットコインが有名ですが、その数は数百種類におよびます。
取引の安全性を確保するために暗号(crypto)が用いられることから、"cryptocurrency"とも呼ばれます。
取引・手法に関する用語
先物取引:futures trading(フューチャーズ トゥレイディング)
将来のある時点における商品と代金のやり取りを、現在の時点で契約する取引。
取引する商品によって、金融先物取引("financial -")、債券先物取引("bond -")、指数先物取引("index -")といった形で使われます。
アクティブ/パッシブ運用:active/passive management(アクティヴ/パッスィヴ マネイジメント)
アクティブ運用は、運用会社のプロが様々な情報を分析して、積極的に銘柄の選定などを行う運用です。
プロの操作が入るぶん、手数料が高めになります。
パッシブ運用は、日経平均株価などのベンチマークに連動するように、受動的な運用を行います。
パッシブ運用は、ベンチマークを指標("index")とするので、インデックス運用("index management")とも呼ばれます。
空売り:short selling(ショート セリング)
現在持っていない株式を、証券会社から借りて売ることを指します。
通常の株式の売買とは逆で、株価が下落したときに株式を買い戻すことで利益を得る手法です。
"short ~"だけで「~を空売りする」という意味で使うこともできます。
インサイダー取引:insider trading(インサイダー トゥレイディング)
会社の社員・役員・株主や投資会社の関係者などが、株価に関わる機密情報を知ったうえで株の売買をする行為を指します。
刑事罰の対象となる犯罪行為です。
時価総額:market capitalization(マーケット キャピタリゼイション)
上場している株式の数と株価を掛けた数値で、その企業の規模や価値の指標になります。
"market cap"と略して表記されることもあります。
財務諸表:financial statements(ファイナンシャル ステイトメンツ)
企業の財務状況を株主などのステークホルダーへ開示するための資料。
主要なものに貸借対照表("balance sheet, B/S")、損益計算書("profit and loss statement, P/L")、キャッシュフロー計算書("cash flow statement, C/F")などがあります。
手形:bill(ビル), note(ノゥト)
指定の金額を決められた期日に支払うという約束を記した書類。
支払手形は"note payable"、受取手形は"note receivable"と言います。
過払い金:overpayment(オゥヴァー ペイメント)
お金を借りた人が、貸金業者へ利息制限法で定められる上限を超えて支払った利息のこと。
業者が、2010年の法改正前後でできた「グレーゾーン金利」というものを利用したことで発生しました。
業界・トレンドに関する用語
M&A (Mergers and Acquisitions)(エム アンド エイ)
企業の合併(merger)と買収(acquisition)を合わせた用語です。
合併や買収をはじめとし、事業譲渡や会社分割、場合によっては提携まで含めてM&Aと呼ぶこともあります。
NASDAQ (National Association of Securities Dealers Automated Quotations)(ナスダック)
全米証券業協会(NASD)が解説した、世界最大のベンチャー企業向け株式市場です。
"automated quotation"とある通り、ネットワーク上で完結する自動取引システムをもった、世界初の電子株式市場として1971年に登場しました。
DeFi (Decentralized Finance)(ディファイ)
証券取引所のような集権的な管理者をもたない、分散的金融("decentralized finance")という考え方です。
ブロックチェーン(過去の取引情報)を多くの人が共有することで、管理者なしの利便性・透明性の高い取引を可能にします。
FinTech(フィンテック)
金融("finance")と技術("technology")を組み合わせた造語です。
その名の通り、従来の金融サービスに最新IT技術を組み合わせ、利便性を高めようという概念です。
仮想通貨やオンラインバンキング、クラウドファンディングなどが主な例です。
ギグエコノミー:Gig Economy
インターネットなどを利用して、主に個人が単発の仕事を請け負うことで成り立つ経済を指します。
ウーバーやクラウドワークスなどが分かりやすい例で、ギグエコノミーの市場規模は年々拡大しています。
英語で金融専門用語を使うときの注意点
ビジネス英語で金融専門用語を使用する際は、以下の3点に注意しましょう。
- 関連する領域の幅が広い
- イメージしにくい用語が多い
- 新しい用語が生まれるペースが速い
1. 関連する領域の幅が広い
金融はすべてのビジネス活動に関わるジャンルなので、さまざまなモノ・サービスに関連する知識も必要になります。
とくにIT技術との融合はとても速いペースで進んでいるので、IT関連の動向や用語にも注意を向けたほうがいいでしょう。
2. イメージしにくい用語が多い
金融に関する用語は実体のないものがほとんどなので、具体的なイメージを持つのが難しいです。
誤った意味で使用しないためにも、図解などで詳しく説明しているサイトを活用してしっかり理解しましょう。
たとえば、大和証券の金融・証券用語解説集では、図解も取り入れて分かりやすく用語解説しています。
3. 新しい用語が生まれるペースが速い
IT技術との融合もあり、最近の金融業界は目まぐるしいペースで変化しています。
それに伴って新しい用語もどんどん増えているので、常に最新の情報に触れるようにしましょう。
FinTech Journalなどでは、金融の動向や用語が詳しく解説されているのでおすすめです。
用語を覚えるだけでは英語を使ったビジネスはできない
専門用語はあくまでも「ツール」
仕事で金融に関わるうえで、最低限知っておくべき専門用語はあります。
私も今の仕事を始めたころは、海外のメンバーが話す単語が理解できず苦労しました。
ただ、専門用語も頻繁に耳にすれば慣れますし、英語でコミュニケーションするうえでの障害ではなくなっていきます。
専門用語を知っておくことは、あくまでも円滑なコミュニケーションをとるための一つの手段にすぎません。
もしあなたがビジネス英語コミュニケーションに力不足を感じているのであれば、用語を覚える以外のアプローチも取らなければなりません。
「なんとなく分かる/伝わる」は危険!
仕事で日常的に英語を使っていると、自分の英語力が向上していないにもかかわらず、だんだんとコミュニケーションが取れるようになっていくことがあります。
その原因は、「慣れ」です。
幸か不幸か、私たちには慣れる力があるので、よく会議する相手などとは「なんとなく言っていることが分かる」という状態になっていきます。
これは本質的な英語力の向上を考えたときに、非常に危険な状態です。
なぜなら、この状態は一時しのぎでしかなく、仕事相手が変わったときにまた一から慣れていかなければいけないからです。
本質的な英語力は英語コーチングで身につける
本質的な英語力の向上を図るには、仕事以外で英語に触れることが必要です。
なぜなら、仕事中にわざわざあなたの英語レベルアップを手伝ってくれる人はまずいないからです。
あなたの英語に不足している要素を客観的に見つけてくれる人は、会社の外にしかいません。
そうは言っても、忙しいビジネスマンがプライベートで付き合える外国人と改めてつながりを持ったりするのは、なかなか難しいです。
一番手っ取り早いのは、英語コーチングを利用することです。
社会人の持つ最大の武器である「お金」を活用し、2~3ヶ月の短期間で確実に英語力の向上を図ることができます。
まとめ
ビジネスで英語を使う方に向けて、よく使われる金融専門用語の英語表現を紹介しました。
金融業界は多くのビジネスに関わる分野なので、専門用語の範囲も幅広いです。
正しく用語の意味を理解しつつ、常に最新の情報にもアンテナを張っておきましょう。
また、専門用語を覚えただけでは英語のコミュニケーションが改善するとは限りません。
もしビジネス英会話に力不足を感じるのであれば、英語コーチングがおすすめです。
以下の記事では、英語コーチング各社の体験談を紹介しています。
これらを参考にしつつ、自分に合ったスクールで短期間で確実なレベルアップを目指してみてください。
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